Pivotal Tracker でスクラムでの開発(アジャイル)のプロジェクト管理をする

Pivotal Tracker でスクラムでの開発(アジャイル)のプロジェクト管理をする

スクラムでの開発(アジャイル)で使っているPivotal Trackerの紹介です。
Clock Icon2020.09.03

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

スクラムでの開発(アジャイル)をするにあたって、いわゆるチケット(ストーリー)管理をどうするか? で悩むことが多いかもしれません。

  • 物理ボード
  • GitHub Projects
  • Jira
  • Trello
  • Backlog
  • Azure DevOps
  • Pivotal Tracker
  • など

そこで今回は、私がいるチームで使っているPivotal Trackerをご紹介します。 なお、他の管理ツールにも同様のことができるかもしれませんが、あくまでもPivotal Tracker視点での記載となります。

おすすめの方

  • スクラムでの開発(アジャイル)の管理ツールを探している方
  • Pivotal Trackerをざっくり知りたい方

Pivotal Trackerのおすすめポイント

実際に使って感じたおすすめポイントです。

  • 優先順位がはっきり決まる
  • 視認性が良い
  • 「いつ、どこまで終わるか」がざっくり分かる

優先順位がはっきり決まる

優先度が「高・中・低」みたいな場合、下記のような場面に遭遇した方は多いと思います。優先度とは……。

  • 多くの優先度が「高」になっている
  • 「高」より上の「最高」などが後からできる
  • 同じ優先度がいくつかあり、結局どれが優先なの?となる

Pivotal Trackerではストーリーを並べるため、優先順位がハッキリ決まります。上にあるほど優先なのです。 そのため、「で、結局どれの優先度が高いの?」と悩むことはありません。一目瞭然です。

Pivotal Trackerの様子

視認性が良い

カンバン的なカードを使うツールの場合、ストーリーがたくさんあると、縦に伸びて地味に見にくいです。 Pivotal Trackerでは、1つのストーリーは横長のリストで表現されるため、たくさんあっても縦長にならず見やすいです。 1画面に表示できるストーリーの数が多いのです。

Pivotal Trackerの様子(たくさん見える)

「いつ、どこまで終わるか」がざっくり分かる

1スプリント当たりのポイントや各ストーリーのポイントなどを元にして、「xスプリントで、ここまで終わる見込み」がざっくり分かります。

スプリン毎の目安が分かる

そのため、下記のような判断材料に活用できます。

  • このストーリーが終わるのはNヶ月後だから、そのあたりに大型リリースを仮決めしよう
  • Nヶ月後にはリリースしたいけど、このままだと間に合う?
  • 間に合わなそうだから、優先度・やることを見直す?

たとえば下記画像の場合、9月8日のリリースで「ユーザは、xxxが発生したときに電話を受けたい」までをリリース対象にしたいけど、間に合わない(はみ出ている)ことがすぐ分かります。

リリース予定を作る

Pivotal Trackerを使うコツ

Pivotal Tracker自体はシンプルですが、少しの工夫でより便利になります。

  • スプリントゴールを明記する
  • ストーリーのテンプレートを作る
  • 「m月d日までにやりたい」があるなら明記する

スプリントゴールを明記する

Pivotal Trackerは1スプリント毎の目安を自動で出してくれますが、0ポイントのストーリーがたくさんあっても、合計0ポイントと換算します。 そのため、下記のように「0ポイントのストーリーが多いけど、現実的には4ポイント分の消化は無理」なんてことが起こりえます。

0ポイントが多いと現実的に厳しい……

現実的なゴールについて、自分たちで明記しましょう。このようにすれば分かりやすくなります。

ゴールを明示する

「m月d日までにやりたい」があるなら明記する

下記のように明記することで分かりやすくなります。 「そういえばm月d日までに対応必要だった……!」なんてことを防げます(忘れてても思い出せる)。

目標を明示する

ストーリーのテンプレートを作る

ストーリーのテンプレートを用意しておき、新しいストーリーを作る際はテンプレートをコピーして作ると便利です。

テンプレートを用意する

もちろん、テンプレート内のDescriptionも記載できます。

テンプレートの中身

さいごに

これらのツールは、プロダクトオーナーも含めて合う合わないがあると思います。 いくつか試してチームに合うツールを見つけると良いですね。

参考

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